ティラーとメインシート
数あるスポーツの中でも、特に豪快で華やかなイメージがするのがヨットではないかと思います。
ヨットの醍醐味は、ヨットクラブやヨットスクールに入会して操作方法を覚えることにあります。
ヨットをレンタルしていきなり操作技術を覚える方法も不可能なわけではありませんが、危険が伴いますのでおすすめできません。
落ち着いて基本操作を学ぶことによって、ヨットを自由自在に扱うことができるようになります。
まず、基本的な操作では「ティラー」と「メインシート」を覚えなければなりません。
ティラー操作に関してはティラーエクステンションを持って行いますが、このときに片手はティラーを、もう一方の手はメインシートを握ることになります。
ただし、風が強いときのランニングではティラーエクステンションではなくてティラーを直接持って操作します。
メインシートというのはメインセールを調整するロープのことで、リーチの形状を変えたりメインセールの開き具合を調整するために使われます。
ポジションの移動
ポジションの移動では、右舷から左舷へ、または左舷から右舷に移動するためにティラーとシートの持ち手を替える必要があります。
手と足の動きがよくコントロールできるように、頭で動きを理解しておくのが上手なポジション移動を行うポイントです。
ヨットは楽しいスポーツとはいえ、服装などはきちんと整え、安全性を確保することが大切です。
ヨットでは「夏でも冬じたく」と言われていますので、常に一枚余分なウェアを用意することが重要です。
衣類が濡れた状態で風が吹くと体温が奪われてしまい、体力をひどく消耗します。
ライフジャケットの装着も必須です。
ヨットスクールで基本をしっかり学ぼう
ヨットの操作方法は、ヨットスクールでしっかりと学ぶことをおすすめします。
首都圏にもヨットスクールはたくさんありますので、手軽に基本操作技術を学ぶことができます。
中でも特に人気があるのは東京港埠頭株式会社が運営している「若洲ヨット訓練所」です。
ヨットの経験がまったくない人は、一般コース「基礎」から始めることになります。
参加できるのは高校生からシニアまでで、レクチュアを受けた後に有資格インストラクターと実際に海に出て海上レッスンを受けます。
基礎クラスは4日間のスケジュールで、これ以外に小学校4年生から中学校3年生までを対象としたジュニア・ユースヨット教室も開催されています。
料金は一般(高校生以上)が1日7,000円、ジュニア・ユースが1日3,500円となっています。
逗子湾にある「ディンギーヨット教室 マリンボックス100」もアクセスが便利で、評判のいいヨットスクールです。
練習がしやすく、きれいな海でレッスンが受けられるのが特徴です。