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自家用操縦士免許って何?

操縦士免許とは国土交通省が管轄している国家資格のことで、この資格を所有していないと飛行機を飛ばすことはできません。
操縦士免許は航空機の種類や用途によって種類が細かくきめられており、自家用操縦士免許はそのうちの1つに該当する免許ということです。

自家用操縦士免許は、航空機に乗り無報酬で飛行を行うことが許された免許で、この資格を持っているからと言って航空会社のパイロットになれるわけではありません。
つまり、あくまで個人の趣味の範囲で航空機を飛ばすことができる資格というわけです。
ちなみに、この航空機の中にヘリコプターも含まれると思う方もいるかもしれませんが、ヘリコプターを操縦するためには別の免許が必要となります。

自家用操縦士免許は、自分で所有している自家用機はもちろんのこと、フライトクラブにて機体をレンタルして飛行を楽しむことができるようになります。
自分自身で飛行機を操縦できるなんて、パイロットに憧れがある方にとっては喉から手が出るほど欲しい資格と言えるのではないでしょうか。

自家用操縦士免許の取得方法

自家用操縦士免許を取るためには、まず受験資格として一定の条件をクリアしている必要があります。
1つ目は年齢に関してで、自家用操縦士免許の取得が可能になるのは17歳以上に限定されます。
16歳以下の方は、しっかり知識があっても受験することができないので注意しましょう。

2つ目は、総飛行経験時間についてです。
自家用操縦士免許を取得するためには、実際に飛行機を周防住した時間が40時間以上必要になります。
さらにその40時間の中には、単独飛行が10時間以上、夜間の離着陸経験や道場教育飛行などのようにさらに細かい条件があるので、素人がなかなかこの基準をクリアするのは難しいかもしれません。

受験科目は、学科試験と実地試験で構成されています。
実地試験に進むためには学科試験の合格が必須で、操縦経験が豊富でテクニックがあっても、知識がないと合格することができないようになっています。
申し込みは、国土交通省航空局の機関である大阪航空局、もしくは東京航空局で行っています。
各操縦士免許に対応した係が設置されているので、そこに受験のための申請書を提出すれば試験を受けることができるようになります。

以上のように、自家用操縦士免許と言っても、飛行経験が全くない方は免許取得の資格が与えられないことが分かります。
航空機の操縦は自分自身の命はもちろん、飛行域の人間の命にもかかわってくるので、生半可な経験値では与えることができないということでしょう。
本当に取得を狙うのであれば、専門の訓練機関に入り、しっかりとトレーニングを行うことが必要になります。
費用はかなり掛かりますが、とても魅力的な資格なので是非頑張ってみてください。