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フリップとは

手軽にできて、しかもおしゃれなイメージのスケボーには、独特のテクニックがたくさんあります。
「プッシュ」や「チックタック」は基本的な技として知られており、ちょっと練習すればすぐにできるようになります。
これに対してオーリー系の技はジャンプが入るので、ある程度の熟練度が大切です。

もうひとつ、「フリップ」と呼ばれているのは回転する技のことで、難易度は高めです。
フリップの主なものには「キックフリップ」「ヒールフリップ」「360キックフリップ」「360ヒールフリップ」の4種類があり、基本的な技やオーリー系のテクニックを見についておかないと実践するのはなかなか難しいものです。

それぞれのフリップのやり方

キックフリップというのはフリップの中では比較的難易度が低いほうで、オーリーができていればやりやすいはずです。
オーリーをしている最中に、前足のつま先を利用して板を背中の側で一回転させるのがキックフリップです。
一朝一夕にはできないので、スケボーの回転のさせ方や着地の仕方など、パーツごとに分けて練習することが大切です。

キックフリップを編み出したのはロドニー・ミューレンというオーリーを発明したスケートボーダーで、最初のころは魔法のようなトリックに見えたため、「マジックフリップ」と呼ばれていたこともあります。
11歳でプロとしてデビューを果たしたロドニー・ミューレンは、「スケボーの神様」としても知られています。

キックフリップができるようになったら、次はヒールフリップに挑戦してみましょう。
ヒールフリップはつま先の代わりにかかとを利用して、ボードをお腹のほうで一回転させる技のことを言います。
タイミング的にはキックフリップと同じなので、まず最初にキックフリップを十分に練習しておくのがポイントです。

360キックフリップは難易度が高く、「スリーシックスティーフリップ」や「サブロクフリップ」などとも呼ばれています。
360ヒールフリップのほうはヒールフリップをする際に、水平回転を組み合わせてあります。
難易度はかなり高くなるので、じっくりと腰を落ち着けて気長に練習するといいでしょう。

フリップのコツ

キックフリップが上手にできるようになるためには、最初のうち、手すりなどにつかまって練習するとうまくいくことがあります。
手すりは腰より低いと、フリップがやりやすくなります。
上手なスケートボーダーの動画をたくさん観るのも勉強になります。
足を蹴り上げるタイミングなどは人によってそれぞれ違いますので、自分に合った方法を模索することが大切です。

一生懸命練習すれば、最短一ヶ月でキックフリップができるようになるでしょう。
ただ、技の習得には個人差がありますので、無理は決してしないようにしたいものです。